陰毛(いんもう)
第二次性徴期における副腎皮質ホルモンの分泌に従い、思春期ごろから発毛が始める。
その年齢の平均をとると、男性は11歳頃、女性は10歳頃である。
しかし、それより前、またはそれ以降に生え始める人もいて、発毛が始まる年齢の分散は小さくない。
18歳頃に生え揃えて来るようになる。
ほとんどの男性は発毛するが、女性は発毛が見られないか、わずかしか発毛しない(無毛症)いわゆるパイパンの人がわずかながらみられる。
無毛症であっても、ホルモン剤によって発毛させることや植毛も可能ではあるが、発毛以外で発育不良や放射線被曝などの問題がなければ健康上の心配はない。
陰毛は一般に縮れ毛であり、陰部に集中して発毛する。
陰毛の濃さ、面積等は個人個人の差が大きい。また頭髪と同じく、加齢などによって毛の色が白くなることもある。
生殖器周辺のみに発毛しない人がいる一方で、臍の辺りから臀部まで生える人もいる。
個人差にもよるが、男子は陰茎と陰嚢との付け根の間から発毛し、陰茎より上の部分に発毛し、徐々に恥丘やビキニラインと呼ばれる下腹部周辺に生えるようになる。
またその後は臍の辺りまで発毛し、精巣の発達とともに陰嚢への発毛がみられ、しばしば会陰から肛門周辺までの発毛がみられる。
また女子は、陰裂の周辺から発毛し、それを覆うように発毛して、ビキニライン周辺に生えてきて、その後は大陰唇の周りに発毛する。
肛門周辺まで発毛する人もしばしば見られ、臍の辺りまで発毛する人もいる。
陰毛の色は、基本的に頭髪の色と同じである。
ただし、頭髪が金髪であっても性器の一部が見えないように黒に染めている場合や、また頭髪はブリーチして金髪や茶髪に見えても、陰毛は自然な色のままであることもある。
頭髪のほかにも、眉毛の太さで陰毛の濃い薄いが明らかになることもある。
眉毛の濃い人は陰毛も濃いという説もあるが、それはむしろ髪を除いた全身の毛に対して言えることである。