女性の身体

月経について
月経とは卵子が受精した時に着床しやすいよう、フカフカに整えられた子宮内膜が、受精しなかったことではがれ、血液や分泌液と一緒に体外に流れ出ることをいう。


正常な月経
■初潮
10〜14歳。
身長145cm位になると始まることが多い。

■周期
25日〜38日。
月経が始まった日から次の月経が始まる前日までを周期と呼ぶ。
初潮(初経)から数年間は周期が乱れがちだが、20歳を過ぎると安定。

■期間
3〜7日。
10日以上続く場合は、ホルモンの異常や婦人科の病気の疑いあり。
血液成分がなくなって黄色いおりものが出る状態は月経とは考えない。

■月経血量
50〜250ml。
ナプキンにして約20枚分。
1日に4〜5枚、多い日に7〜8枚取り替えるくらいが目安。


月経不順について
月経の周期はストレスや環境の変化によって乱れることがあり、思春期のうちは周期が定まらないこともよくある。
医学的には7日程度のズレなら問題ないと言われるが、実際は10日くらいズレても心配ない。
但し、予定よりも10日以上早く始まったり、経血が少なく2週間くらいダラダラ続くような時は要注意。
無排卵月経が考えられる。
基礎体温(避妊について参照)を測って排卵サイクルがあるかどうか調べてみる必要がある。


月経前症候群(PMS)について
月経前症候群(PMS)とは、月経が始まる1週間ほど前になると出てくる様々な不快症状。
月経が始まったり月経後には解消される。

■症状
むくみ・体重増加・便秘・下痢・乳房の張りや痛み・頭痛・肩こり・ニキビ・イライラ・集中力の低下・下腹部痛・頻尿など。

■原因
排卵後、ホルモンの急激な変動によって自律神経のバランスが乱れるためだと言われているが、正確にはわかっていない。
20代になるとホルモンが成熟してくるので10代よりもひどくなる傾向がある。

■治療法
これは病気ではないので、自分でコントロールしなくてはならない。
ストレスがより症状を悪化させるので「ホルモンが正しく変動している証拠」だと思ってマイナスに考えず、まずは睡眠を充分に取ること。
軽い運動は気分をリフレッシュさせ、血液の循環を良くし、リラックスすることが大切。


おりものについて
おりものは膣や子宮や子宮頚管部から分泌された粘膜と古くなってはがれた細胞などが混ざったもので身体の自然な分泌液。
内性器の新陳代謝という働きの他、膣内に侵入した雑菌をデーデルライン桿菌や白血球が退治して、身体の外に出す役目を持っている。
これを膣の自浄作用という。

■おりものの量
おりものの量や状態は変化する。
排卵期の近くになると、量が増え、たまごの白身のようにどろっと粘り気のあるものが出る。
また、月経の前後も子宮内膜からの分泌液が増えるためおりものは増える。

■おりもののにおい
少し甘酸っぱいようなにおいがする程度なら正常。
においが気になるからといって石鹸などで膣の中を洗うのはNG!せっかくの自浄作用が弱まり、かえって膣の中の状態を悪くしてしまう。
通気性の良い服装を心がけると良い。
またタンポンやコンドームが膣に入ったままになっていて悪臭の原因になることも。
月経中にタンポンを使用した時やセックスの後は注意。

■おりものの色
健康な時のおりものは透明に近い白色かクリーム色だが、下着について乾燥すると薄い黄色になる。
おりものの色で注意が必要なのは(性感染症(STD)について参照)、黄緑色を帯びた時。
トリコモナス膣炎が考えられる。
また白くてもさらさらでなくカッテージチーズのようにポロポロしている場合はカンジダ症が考えられるので、婦人科で受診して治療を。


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